Hitch the world

-Just a documentary on my journey-

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砂漠の先に 

ヒヴァでは、うだるような真夏日が続く。

直射日光の下では10分ともたない。

Xhiva

ここを出て北のカザフスタンに抜ければ、

少しは涼しくなるだろうという思い込みとともに

乗り合いタクシーに乗り込んだ。

Xhiva

500kmほど走ると、車はクングラットという町に着いた。

何の変哲もない、ただの田舎町だ。

ここで列車に乗り換える。

ヒヴァで同部屋だったタクシードライバーに、

クングラットでのホームステイを頼んでおいて正解だった。

$10で飯、シャワー、駅までの送迎付き。

普通にホテル探しをしてたら、

ホテル街など無いこんな町では探すための交通費が馬鹿にならない。


ここはカラカルパクスタン共和国といって、

ウズベキスタン内の自治共和国。

政治はある程度自主権があり、警察と軍はウズベク管轄だ。

巨大で強面だが人の良いカラカルパク人のおじさんの家で、

エミリャエンコ・フョードルの試合のDVDを、

夜遅くまでひたすら見て過ごす。

Qungrat

翌早朝、おじさんに起こされ無事列車に乗ることができた。

朝は気温が下がり、

一日がこの気温のまま過ぎ去ることを願うも、むなしい限り。

太陽からは強烈なビームが一方的に放たれ、列車の中は40度近い。

列車が車内イミグレと税関のために止まるとさらに体感温度は上がり、

30分で2リットルもの水を飲まざるを得ない。

太陽、砂漠、青空、真っ直ぐ伸びた線路、列車、ラクダ。。。

時折、大きな海のような蜃気楼が西の地平線上に現れては消える。

これはもしや。。。

景色は10時間、ほとんど変わらずだ。

Way to Beyneu

夕方にカザフスタンの田舎町、ベイネウに着いた。

ここからは自力でホテル探しだ。

聞き込みの結果、たった一件だけあることが判明。

1km歩いて漸く辿り着くも、

「イチバン安い部屋で、6000円、テンゲ払い。ドル無理。」

やる気の無いおばちゃんの冷たい対応はともかく、

下等ホテル一泊にそんな金を払うほどお人好しではない。

とりあえず、思いつきで団地に行くことにした。

団地の場所を確認し、近くの商店でとりあえず軽く腹ごしらえ。

商品は全部あわせてもで10kg分くらいしか置いていない。

缶詰、野菜、カップヌードル、タバコ、コーヒー、茶。

とりあえずカップヌードルを頼むと、

お兄さんが今ラーメンをすすっていたペンキの空き箱を軽くすすぎ、

フォークは特に洗わずにおもむろにカップラーメンを作り始めた。

それを見て力尽きた僕はなすがまま、ペンキの空き箱をすする。

「やーはちゅーじしょーびいいこーむなとぅ、、、ぐじぇ??

 (ワタシ ホシイ ヤスイ ヘヤ、、、 ドコ??)」

パキスタンで1ヶ月特訓したロシア語で聞いてみる。

よく分からんがどうやら、裏手の団地の一室が泊まれるらしい。

勧めてきた魚の缶詰を情報量として購入し、いざ、団地へ。

いわゆる闇宿で、一泊180円くらい。

おっさんが自分の家に客を雑魚寝させる方式。

巨大なおばちゃんやおっさんやお兄さんやらに混じって、

床に座布団を敷いて目を閉じ、その日はなんとか事なきを得た。

Beyneu

翌朝は西へ移動。

灼熱ステップ砂漠の中、8時間だ。

乗り込んで一眠りして、重大な事実に気がついた。

コンパスを見ると列車は東へと向かっている。

絶望感が襲う。

しかし周りの人に聞くと、ちゃんと目的地の街の名を言う。

こりゃ暑さでコンパスが狂ったか?なんて思ったりして、

なんとか自分を落ち着かせる。

もしくは、

地下資源があるから磁力強い何かがあるんじゃね?なんて思ったり。

思考を廻らしているうちに、終点のマンギスラックという駅に着いた。

列車を降りるとき、一人のおじさんに話しかけられる。

ロシア語だが、なんとなく判るようになってきた。

出稼ぎでどっかの田舎から出てきたようで、

目的地であるアクタウの街まで行くという。

バスが無いのでタクシーをシェアして、一路アクタウへ。

ネットで宿を見つけようと思いインターネット屋で降ろしてもらうも、

おじさんもなぜか付いて来てしまった。

情報入手後、タクシーでとりあえず団地へ。

おじさん、自分の宿は決まっているというのに、

またしても降りて、団地のおばさんと値段交渉をしてくれる。

高くてダメなので、さっきネットで情報入手した安宿へ行くことにした。

1500テンゲ(900円)のホテル・ケレメットというAC付きの宿だ。

場所はミクロラヨン3番地-20。

おじさん、まだ付いて来る。

サムライ、ヤクザ、タケシキタノ、タカダ(誰?)とか言ってはしゃいでいる。

タクシーも呼んでくれて、料金も強引に払ってくれた。

おじさん、部屋まで付いてきた。

あらら、どうしたのおじさん?

ぼく「ヴぃ はちゅー こーむなとぅ ずじぇーし?

   (アナタ ホシイ ヘヤ ココ?」

おじさん「ニェット (いいえ)」

そう言うとニコニコ顔で汗だくのまま、ふっと一息つくと、

それでは!と手を振って、消えていった。

ほぅ、神様かなんかの類だったか。。。

感謝とともに、

金を要求されなくて良かったという思いが、

同等の価値を持って頭の中に浮かんでしまっていた。


なんかこの旅行で、

金に対してはずいぶんとズルい考えを持つようになってしまった気がする。

貧乏な旅行はケチではあるけど、ズルくてはいけない。

移動費も年収が自分の10分の1以下の人に払ってもらう機会が多々ある。

別に自分で払っても痛くない金額だというのに。

まあ、卑怯な考えを反省しただけで、これからも機会があれば、

ありがとうとがっちり握手し、好意は無駄にしないぜ!

そんなことをぼんやりと考えつつ、

ここアクタウの街に辿り着いた理由である、とある場所へ歩いて向かう。

夕闇せまる中、

恋人たちがいちゃいちゃするおそらく旧ソ連時代に作られ、

打ち捨てられたテーマパークを突き抜けると、

それは目の前にでっかく待ち構えていた。


とうとう現れたな、カスピ海。

やっぱりあの車窓から見た特大の蜃気楼は、どうやらこいつだったようだ。

Aktau
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この記事に対するコメント

No title

やっとキャビアだね。
年末はバングラいきます。どうでした?

Acaka #- | URL
2010/06/16 22:21 * 編集 *

Re: No title

Acaka様

カスピギャルに見とれててキャビア食うの忘れてた!!!!!!!
今からスーパー行って来ます!
バングラ、玄人向けな感じっす。
美術館の中庭で、200人の聴衆の前で日本の歌を歌わされました。。。

Zack de la Mita #- | URL
2010/06/18 18:36 * 編集 *

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