Hitch the world

-Just a documentary on my journey-

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ヒマラヤ・クエストⅣ 

「相席いいかしら?」

ルンビニーにて席もまばらな暗いレストランで茶を飲み、真っ黒な鼻くそをほじくりだしたその瞬間、

とある北欧の国から来た20代後半の女性に急に声をかけられ、おののき、のけぞった。

「一緒にチトワン国立公園にジャングルウォークしに行かない?」

Lumbini&Chitwan

彼女のプラスチックのような表情からはじき出された言葉に対して、

最初は”めんどくさいけど、暇だからいいか”、程度の考えでOKを出した。

Lumbini&Chitwan

しかし、これが本当にめんどくさい旅の始まりだった。

要は、彼女はリアルヒッピーであり、ジャンキーであり、レイヴァーなのだ。

インドを7年、ミャンマーのジャングルを不法滞在で1年暮らしていたという。

彼女は現地民への尊敬心は皆無。

命令口調で、常に何かしらに怒っている。

そのくせ、旅の目的は”Soul mate”を探すことらしい。

自分も人のことはあまり言えないが、少し壊れている。

Lumbini&Chitawan

ジャングルを1泊2日で歩く途中、こんなエピソードがあった。

晩飯も食い終わり寝ようとしたところ、彼女が急に明日の朝食に魚を食いたいと言い出し、

気のいいガイドのVishnu君は、眠い目をこすりつつ、

張り切って夜9時のワイルドリバーに飛び込んだ。

竿が無いので一所懸命、手づかみで苦闘する彼。

彼女はファイヤーダンサーでもあるので、

川を照らすために岸で火の着いたチェーンをくるくる回し、

東洋を意識した変なポーズ取ったり、変な顔したりする。

彼岸のジャングルからは聞いたこともないモンスターの叫び声が轟く。

Lumbini&Chitwan

そして、飽きたのか、いきなりこんな一言。

「あーあ、こんな手づかみの釣りなんて、聞いたことも見たこともないわ。

 ほれ!帰るぞ、きょーへい!」

頑張るVishnu君を置いて、礼も言わずにさっさと宿に帰ってしまった。

Lumbini&Chitwan

呆然と顔を見合わせる彼と自分。

しかし、次の日からもVishnu君は何事も無かったかのように、

彼女に語りかけ、笑いかけ、ガイド業を立派に全うした。

カトマンズまで彼女とは行動をともにしたが、さすがにここで逃げることにした。

Lumbini&Chitwan

別れ際に、

「よぉ、ねーちゃん、Soul Mateだかなんだかしらねーが、

 あんたもう8年も経ったんだろ?

 そろそろファンタジーワールドから戻ってきたほうがいいんじゃねえか?

 Soul mateはあきらめな。あんたにゃ到底無理な話だぜ!」

こう言おうと考えたが、彼女の英語は速いし、頭の回転も速い。

確実に浴びせられるであろうマシンガンのような反論に対して、

「パードゥン?ソーリー?エクスキューズミー?」を、

呪文のように100回唱えることになりそうだったので、やめた。

嫌なことはすぐ忘れたいので記録に残したくはなかったが、

反面教師と捉えれば合点がいくので、この話はあえて書くことにした。

Lumbini&Chitwan

そして、

カトマンズではインドへ旅立ったはずのユウタマエダ氏となぜか再会し、

彼が再びインドへ向かった後、

自分は韓国人の27歳ナイスガイ Hun君と行動をともにしている。

自転車でヨーロッパを目指す途中だという。

クリスマスパーティーにもお呼ばれし、楽しい時を過ごすことができた。

気がつくと、チトワンでの出来事もすっかり洗い流してもらった気がする。

若い韓国人は日本人と感覚がほぼ同じなのか、やたら気が合う。

ユウタマエダ氏の韓国人の友、サンジン君のグッドエピソードを彼から聞いていたので、

興味を持ち始めた矢先の出会いだった。

彼の自転車の荷台に乗せてもらい、

もはや第2の故郷と化したカトマンズの街を縦横無尽に駆け回った。

Lumbini&Chitwan

慣れ親しんだこの街ともそろそろお別れだ。

年が明ければ3ヶ月に及ぶ印度亜大陸の長旅が待っている。

気を引き締めなくてはいけない。


ヒマラヤ・クエストⅣ

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trackback: 0  /  comment: 4  /  Nepal

この記事に対するコメント

No title

良いお年を~!!来年も宜しくね~!
日記の更新を楽しみしてる毎日です。
秘境専門の運送屋には会えたかな??

NAMBA #- | URL
2009/12/27 18:18 * 編集 *

Re: No title

Namba様

漆黒の悪魔さんとクレイジーマキさんのお二方に来ネパして頂きました。
残念ながら生憎の曇天により、ヒマラヤ展望は拝めませんでしたが、
悪魔さんの連日連夜のオヤジギャグに対してのひとつの回答を得ることができました。
そうなんです、答えは"無視"だったんです。

Namba様の2010年GWのパキスタンご来訪、楽しみにしております。

Zack de la Mita #- | URL
2010/01/02 16:02 * 編集 *

No title

ユウタ マエダ氏と再会!笑
あけましておめでとうー!今年も楽しもう☆
早くもインドが恋しいです。

えり #- | URL
2010/01/02 22:07 * 編集 *

Re: No title

えり様

明けましておめでとうございます!
今年もよろしく!

こっちはもうすぐやっと天竺への長い旅が始まります。
あ~、恐ろしい。
そして、俺は相変わらずとてつもなく旅が遅い。。。

ユウタ君は訳あって、もうすでにパキスタンにいると思われます。

それではインドレポート楽しみにしててくださいね。

PS:雑誌「旅学」最新号を読んでいたら、例のPeace Boat特集がありました。
  面白かったよー。

Zack de la Mita #- | URL
2010/01/03 13:48 * 編集 *

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