Hitch the world

-Just a documentary on my journey-

05« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»07

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

訪問者数

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[edit]

trackback: --  /  comment: --  /  スポンサー広告

ヒマラヤ・クエストⅢ 

「しかしおめぇ、なんでビーチサンダルなんだ?」

荷物の軽量化はトレッカーにとって重要なファクターだ。

体が軽いと、心も軽い。

しかし、人は時に、やりすぎという失態を犯す。

それをこの極寒のヒマラヤ砂漠でやらかしたのが、この俺だ。

そして苦し紛れに、こういう言葉を吐く以外に手がなくなる。

「うるせぇ、これが俺のスタイルなんだ!」

Jomsong trek

Dharwo Sherpa、27歳、旅商人、亡命チベット人。

Kagbeni村にある山に、祈祷旗を掲げに行く巡礼の途中だという。

Jomsong trek

「やいチベタン、俺は別にガイドはいらねえよ。」

「誰がおまえにガイドなんかするかよ。

 でもよお、せっかくなんだから一緒に行かねえか?」

「、、、じゃあ部屋代シェアしようぜ。

 そういえば俺、入域許可証持ってないから、ポリスを見たら逃げるからな。」

この地域はアンナプルナ入域許可証:2000ルピー≒2400円が必要だが、

何に使われているか解らぬものに払う金は無い。

Jomsong trek

兎にも角にも、

こうして二人はMustang王国の遥か南にあるLower Mustang地域を目指し、

古くインド・ネパールとチベットとの商いに使われたJomsong街道を行く、

10日間に渡る徒歩とヒッチハイクの旅を開始した。

Jomsong trek

二人で相談し、最終目的地はMukti-nahtに決めた。意味は「力の集う場所」。

ここでは不思議な火を見た。

寺の床下の地下水脈の管理蓋をこじ開けると、流れる水に小さな青い火が灯っている。

昔はもっと巨大な炎だったらしいが、人が多くなるにつれ、小さくなっていったという。

Jomsong trek

Dharwoは亡命チベット人。

9歳のときに出生地であるカイラス山(須弥山、またの名をカン・リンポチェ)から徒歩で出国し、

ダライ・ラマ14世の庇護の下、インドのダラムサラで6年間の英才教育を受けた。

しかしその割には下品なジョークばかり並べる。

彼のおかげで、終始、笑いの耐えない旅となった。

Johmsong trek

いつの日にかMustang王国へ行くときには、無料でガイドしてくれるという。

王国への行商は良い金になるらしい。

彼は十分優秀なガイドにもなれるが、ガイド業者を嫌い、

骨董品を売る旅商人の道を選んだ。


「こっちのほうが気楽なんだ。だってガイドはエージェンシーに縛られるからな。

 行商だったら好きなときに旅をして、

 おまえみたいなサンダル馬鹿とも金の話抜きにして楽しめるしね。」


こうした笑いに包まれた旅も終わり、彼はポカラの難民キャンプへと帰っていった。

「達者でな。。。俺たちいつ再結成できるかなあ。。。」

彼の湿っぽい別れの言葉が、ポカラの渇いた朝空に吸い込まれていった。


ヒマラヤ・クエストⅢ
スポンサーサイト

[edit]

trackback: 0  /  comment: 4  /  Nepal

この記事に対するコメント

クロックスは万能ですね。
年末は南国出身のチャモがお世話になります。

Namba #- | URL
2009/12/10 18:07 * 編集 *

No title

おいーす。
いよいよ冬だねー。相当寒かったでしょー。
相変わらず写真すげーなー。
無事でなにより。お疲れーす。

こちらは諸事情で、バングラにインドビザを取りに来たところなんだけど、
取れませんでした!!!バングラに閉じ込められちゃった!!!
だもんで明日飛行機でカトマンズに行きます。
またカトマンズに足つかまれた気分です。。。

まさかカトマンズにいるとは思わないけど、
いちを報告と思って。
ほいじゃー。

マエダ #xoejNlHw | URL
2009/12/12 14:28 * 編集 *

Re: タイトルなし

Numba様

いよいよ明日、いらっしゃいます。
わざわざグアムから、マヨネーズと梅干を50kg。
ありがたいことです。

Zack de la Mita #- | URL
2009/12/25 20:36 * 編集 *

Re: No title

運良く、カトマンズで再会できて良かったよ。

カトマンズにはお互い縁があるねー。

この先もがんばって!

Zack de la Mita #- | URL
2009/12/25 20:38 * 編集 *

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL
→http://xkyoheix.blog88.fc2.com/tb.php/19-02b1d089
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。