Hitch the world

-Just a documentary on my journey-

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タケシ・クエスト Day3 


5:00AM。

目が覚めてしまった僕は寝ているみんなを踏んづけながらテントの外へ。

何も見えなかった昨晩とは違って、

雲海は遠く数km下まで後退し、それを上から朝日が黄金色に照らしていた。

The taquesi trail

山肌の上のほうには既に日が当たっているのに、

谷間にある僕らのテントを照らすまでにはまだまだ時間がかかる。

The taquesi trail

寒い中、レインウェアを着込んで熱々のコカ茶を飲みながら日に照らされるのを待つ。

ここでもう一泊しても良いくらいの、綺麗な場所だ。

テントが日に照らされると、暑くなってヨシ君、まるこさんが起きてきた。

この場所でお昼までのんびり過ごすことにみんな意義なし。

Taquesi trek

暖かい陽気の中、昼寝したり、コカ茶を飲んだり、思い思いに過ごす。

Taquesi trek

ホットケーキを食べて、ようやく出発。

Taquesi trek

この日もずっと下り。

The taquesi trail

開けた牧草地のような広い谷間にくねくねと伸びている石畳の道を歩く。

まだ下りは緩やかで、負担は少ない。

The taquesi trail

今日はこのトレックの名前「Taquesi」と同じ名前を持つ村を通る。

おやつでも調達できればと思っていたけど、人気の無い寒村。

そんなものを売っていそうな店はなかった、というか店自体がない。

お母さんと小さな子供が、家を囲む石の塀の向こうから顔を出した。

日本の地震は大丈夫か?とお母さんが心配そうに聞いてきた。

テレビはもとより電気の無いこの地域では、首からラジオを提げて農作業や放牧にでかける。


トレッキング出発前にNHKで見た死者、行方不明者の数を答えたら、

そのインディヘナのお母さんは涙を流した。

子供はわけが分からず、じっとそのお母さんを心配そうに見つめていた。

こんな徒歩でしか辿り着けないこの世の果てのようなところでも、

人々は外の世界から完全に孤立した生活に役に立つかどうかは別として、

この広い世界でいったい何が起こっているのか、そういった情報だけは得ようとしているようだ。


このTaquesi村には五家族だけが住んでいるそうだが、今はみんなラパスに行っているそう。

広い谷間には小さな清流が何本か流れ、

家畜が放牧され、斜面には小さな畑がへばり付いている。

Taquesi trek

このノスタルジックな雰囲気漂うTaquesi村を後にし、

一行は急な坂道を雨林エリアに向け、雪山を背にもくもくと下っていく。


数時間歩き続け、とうとう谷底に辿り着いたとき、呆然とした。

急流といえるが膝丈くらいの川が、轟音と共に流れている。

川幅は狭いが、橋は無い。

先行していたヨシ君が大きな石を川底に投げ入れてくれていたおかげで、

渡渉の糸口が見えた。

みんなで流されないように手をつなぎ、

荷物をリレーで向こう岸に投げ入れ、一人づつ渡っていく。


その川を越えてすぐのところに、キャンプできそうな場所があった。

時刻はPM5:00を回っており既に薄暗く、急いでテントを設置し、火を起す。


濡れた服を脱いで火にかざし、冷えた体を暖める。

その時、まるこさんの声が谷間に響いた。


「ほたる~!!」


辺りを見回すと狭い谷間にびっしり、

エメラルドグリーンの幻想的な光がふわふらと漂っていた。

大げさではなく、本当に数千匹の蛍の光に囲まれている。

どうやら僕はこういう本当に人に見せたい光景に出会ったとき、

写真を撮るのを忘れるようだ。


蛍の光と焚き火にあたりながら、ゆったり時間を過ごす。


日付が変わり、再びまるこさんの声。


「お誕生日、おめでとう。」


あくせくトレッキングの準備ばかりしていて忘れかけていたが

そういえば今日は僕の28歳の誕生日だった。

え~と、ヨシ君はと、、、寝てるんかい!!!!


これまで誕生日と言えば国道を一人で歩いていたり、

国境を越えていたりと寂しいものが多かったけど、

今回、

間違いなく人生最高の特別な誕生日を迎えることが出来た。

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