Hitch the world

-Just a documentary on my journey-

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北アフリカ最高峰(の隣の山)登頂記 Ⅱ 

翌朝、再び10:30頃に起床して、持ってきたパンを食べる。

ミントティーはポットで300円もしやがる。。。

しかたなくオーダーし、体も温まったところでいよいよ登頂!


装備を点検しているときに、

イブラヒムに借りたクランポンが半世紀前のヴィンテージものということに気づく。

他の登山者のものはプラスティック製でワンタッチで靴に装着できるのを見て、

初めて気づいたのだ。

僕のは取ってつけたような皮紐とビニール紐でぐるぐる巻きつける式。

これが寒さも手伝って思うように装着できず、三十分をロスしてしまった。

Mt.Tubkal

クランポンを無理やり装着し、頂上に向けてゴー!

今日は登り三時間、Refugeeまでの下山が二時間、

陰謀渦巻くイブラヒムの家までそこから五時間の、合計十時間!

Mt.Tubkal

Refgeeの目の前からいきなり壁のような雪上を行く。

体力には自信があるので、

100mほど前を行く三人のスペイン人の登山者を抜かし、どんどん進む!

しかし、このスペイン人たちはやたら重装備。

肩にロープを引っさげて、ザックにはピッケルが標準装備。。。

Mt.Tubkal

景色はというと、あたり一面銀世界。

前を行く人々のトレースを頼りに十歩登っては一呼吸を繰り返し、高度を上げていく。

スタート地点のイムリルが1750mくらいで、宿泊地のRefugeeが3200m。

トゥブカル山頂が4167m。

三時間で1000mUPは結構きつい。。。

しかも深い雪に足をとられ、途中から思うように進まなくなる。

漸く、右手になにやらでっかくてトゲトゲしい雪山の山頂が見えてきた。

高山病はなんともないけど、酸素が薄くて呼吸が苦しい。

後ろにいる例のスペイン人たちがロープを使って傾斜角45度ほどのルートを登っていくのが見える。

これは僕には無理。

おそらくノーマルルートと思われる、しかしこれも30~40度ほどの斜面を登ることにした。

とにかく呼吸が苦しいが、何回ずり落ちながらも頂上付近までジリジリと距離を詰める。



その時、別の方角にここよりさらに少しだけ高い山があることに気づく。。。

あ~、そういうことね。

トゥブカル山、あっちなのね。。。

目の前に現れたトゥブカル山だけには雪がなく、すごく登りやすそうな山だった。

じゃあ僕が今はりついているのは何?標高は?

今そんなの分かるわけもなく、

切り立った幅2mほどの尾根をずり落ちないように四つん這いで進む。

とにかく全身で雪と岩に張り付いて登る感じなのでかなりきつい。。。

トゥブカル山頂から見られていると思うとちょっと恥ずかしい感じだ。

あいつあそこで何やってんだ?みたいな感じか。


なんとかこの山の頂上にあるでっかい岩の塊によじ登り、

ひとまず、謎の山の登頂成功!

例のスペイン人たちもロープを使った急斜面のアタックに成功した模様。

Mt.Tubkal

とりあえずタバコに火をつけ、

つるっと剥げたトゥブカル山、

ギリシア神話に出てくるアトラスの郷土であるアトラス山脈の白い峰々、

そして赤茶けたモロッコの広大な大地を見渡しながら、

まあ悪くないじゃないかと自分を納得させ、下山の途についた。


イムリル村につく頃には日もすっかり落ち、

イブラヒムは笑顔でチキン入りのタジンを用意して待っていてくれた。

結果的にはきつかったけど白銀世界を行く最高な登山だったし、

話が違うとはさすがに言えず、

とりあえずタジンを三分で胃袋に収納し、

しずかな十時間の睡眠へと落ちていった。

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