Hitch the world

-Just a documentary on my journey-

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峠を目指して 

かなりの日数、インターネットの使える環境に無く、

ブログを更新できなかった。

今はクルグズスタンの首都ビシュケクだ。

数回に分けて、パキスタンからビシュケクまでの長い道のりを綴っていく。


カリマバードを出たJulien氏、ユウタ氏、僕。

この三人で、カラコルムハイウェイを遥か遠くカシュガルへと突っ走る。

ところが出鼻でいきなり三人を待ち受けていたのは、

数ヶ月前に地形が変わるほどの土砂崩れにより出現した巨大な湖。

まだ何人かの遺体がこの湖の底に沈んでいる。

ハイウェイは寸断されてしまったので、

谷の人々は物資を背負って、ボートへの積み込み、積み出し。

蟻のように列を成して黙々と働く彼らと、

早くボートを出してくれとせかすキリギリスのような我々。。。

New lake

明らかに手作りの弱々しい木製ボートに、

谷の人々はトヨタの重量級「ランドクルーザー」を乗せてしまう。。。

とにかく、傾くボートを必死にみんなの体重でバランスを取りながらようやく出航。

見たことも無い旧式エンジンのマフラーに火を噴かせ、

騒音でよく聞こえないJulienのジョークに適当に頷きながら、

ボートは黄昏時の湖を悲鳴をあげながら進んでいった。

New lake

目指すはパスー村。

下船し、歩き、日が落ち、ため息が漏れる。

Julienのマシンガンジョークが止まらない。

ヒッチハイクはことごとく失敗。

漸く一台のタクシーを捕まえ、ツーリストの全くいないパスー村へと到着した。

翌日は付近のつり橋までの日帰りトレッキングだ。

New lake

朝になり、昼飯を買い込むために商店の扉の開く音を待ち続ける。

しかし、待てどもその音を聴くことはできなかった。

民家にお願いし、パンとリンゴを分けてもらい漸く出発。

既に昼食の時間になっていた。


三人はつり橋目指して、地図も持たずに見知らぬ土地を彷徨い始めた。

有るのはJulienのロンリープラネットのわずかな文章だけ。

子供に道を聞いて、案の定、まったく違う小さな橋に到着。

こんなんじゃなく、今日はでっかいつり橋を渡るのだ。

羊の群れを追う牧童の案内で、元の道に戻り、いったん仕切り直し。

先が思いやられる。

New lake

河原を歩き、時おり川を石伝いに跳び越える。

バラのトゲトゲゾーンに入り込むとやっかいだ。

そんなこんなで、やっと目的のつり橋に到着。

こんなの渡るのか?

その橋は、高さはそれほどではないが完全に朽ちている、

というか未完成?

Dangerous Bridge

でも渡るしかない。

リンゴをかじり、フンザ産のドライフルーツを口に押し込み、

ユウタマエダ氏を先頭に突撃!

ところどころ横板は落ち、鋼鉄のケーブルに足をかけて進まなければいけない。

風がないのが不幸中の幸いだ。

Dangerous bridge

やっとの思いで向こう岸に渡ったはいいが、

Julienがロンリープラネットの文章を読み上げ始め、一同唖然。

さらに進むともうひとつ大きなつり橋があり、そこを越えなければ戻れないとのこと。

そろそろ日も傾いて来る頃だ。

反対意見を出したがJulienは止まらない。


しかたなく、延々と岩石砂漠のような荒野を進み、

剥き出しの地層に沿って崖伝いに歩く。

目的の橋、それは最初の橋の非ではない惨状だった。

風は強く、橋は揺れ、大きく傾き、横板は朽ちるどころか、

1m置き程度にしか置かれていない。

渡らなければ帰れない。


勇者ユウタマエダ氏をまたもや筆頭に、再度アタック!

10分強の時間をかけて、向こう岸に最後に僕が到着した時には、

歓喜の声が聞こえるかと思ったが、

皆、恐怖と安堵と疲労でため息をつくばかりだった。

帰りは中国人労働者のクレーン車をヒッチし、

無事にこの一日を終えることができた。

Dangerous bridge

翌日は、パキスタン最後の村、スストを目指す。

ススト到着の翌日は5月1日で、国境のオープンする日だ。

ここまで無駄なく順調に日程を消化してきた。

無事に中国は新疆ウイグル自治区へと到達することはできるのか!?

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