Hitch the world

-Just a documentary on my journey-

06« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»08

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

訪問者数

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[edit]

trackback: --  /  comment: --  /  スポンサー広告

コーカサス・クエストⅠ 

カザフの港町、アクタウでは待てども待てども貨物船は来ず。

結局、対岸の町バクーまで飛ぶはめになった。

今回の旅では基本的に飛ばないことと決めていたが、

長く居て面白い町ではないので、飛ぶことに。

しかし、トラブルは予告なく起きるもの。

出国時に必要なカザフの入国カードを無くしてしまい、

航空券は手元にあるのに出国拒否され、空港で夜を明かすはめに。

翌日、入国カードとついでに滞在登録を一日かけて手に入れ、

さらに航空券の日付変更手続きを完了。

財布のダメージは最小限に留めたが、

寝ていないこともあり、

仕事してても感じたことの無い強烈なストレスが襲い掛かる。

眠れずに翌朝五時のフライトをトライし、漸くバクーへ到着。

飛ぶとたった一時間で着いちゃうのに、

後から考えると船を10日も待っていたのがアホらしい。


そんなこんなでアゼルバイジャンはバクー。

この街はオイルマネーに沸くバブリーな都市だ。

旧ソ連の無機質な街並みと、

ヨーロッパ風の建築が混ざり合う、綺麗な街。

建設ラッシュで、いかにも手抜き工事中なビルが乱立。

無機質で、物価も高いし、なんだかつまらなそう。。。


せっかくだから、

このまま三日寝ないでいったれ!的なテンションになった僕は、

なにがせっかくなのか分からないが、

とにかく無性にどこかに違うところへ行きたくなった。

道端でパソコンを開いて、

ロンリープラネットの地図データをじっと睨む。。。

あった!

大コーカサス山脈だ。


バスターミナルへ行き、まずはQUBAという町へ。

意外にも二時間で到着。

チャイで一呼吸置き、XINALIQ(フナリック)村へと足を運んだ。

旧ソ連製の惨めな見た目の4WDタクシーに乗り込み、

山中深くへと二時間半。

またもや意外に近い。

静かな森を抜け、

Hitch The Worldおなじみ断崖絶壁な山道を抜け、

緩やかな丘陵地帯へと四駆はひた走る。

そしておんぼろラジオから流れるBGMは何故か、

故Scatman John氏の「Im the Scatman」だ。

Scatman氏が全力で自己主張するこの曲によって、

ドライバーもろともテンションは最高潮に。

二人で大はしゃぎしながら、

Xinaliq村に到着した時には夜の八時になっていた。


タクシーが止まった場所の目の前には民家が数軒。

タクシードライバーがそのうちの一軒に話をつけてくれて、

寝床とメシは確保できた。

その夜は言わずもがな、ナメクジのように爆睡した。



翌朝、目が覚めるともう昼の12時。

あわててヨーグルトと紅茶とパンを口に押し込み、村を散策。

Xinaliq村は、

Xinaliq人という極少民族がひっそりと暮らす小さな村だ。

アゼル語とも異なる独立した言語を話し、

石と木で組まれた独特な家に住んでいる。

Xinaliq

その家の作りといい生活模様といい、

お世辞にも洗練された感じではないけど、

素朴で素直な人々の暮らす、素敵な村だ。

Xinaliq

でも何故か、

僕の泊まった民家には40インチ薄型液晶テレビと、

モバイルPCが。

ネパールでは絶対にありえない光景だった。

石油バブル恐るべし。

Xinaliq

この村では、

おじいさんがチェチェン人のような暖かそうな帽子をかぶって

日向ぼっこしている光景や、

おばあさんが仲良く並んで、

一言も会話せずにボケーっとしている光景をよく目にする。

Xinaliq

話しかけると、

PCが再起動するようにゆっくりと、会話が始まる。

日が沈むのが夜九時頃なのも手伝ってか、

しばし時が立つのを忘れて、老人と会話。

みんな90歳近いけど、元気に坂道を登り、

杖を振り上げて子供を叱りつけている。

Xinaliq

日本は長寿国というけれど、

所詮、医療機関の発達と衛生的な生活環境という背景、

豊富な食の選択肢というオプション付きでのこと。

上記においてハンディキャップのあるXinaliq人が、

どうしてこれだけ長生きできるのか不思議だ。

ヨーグルト?ケフィア?おいしい空気?ノンストレス?

きっと他にももっと理由があるのだろう。

Xinaliq

老人を尾行してお家にお邪魔させてもらったりしたが、

特に特別なものは見当たらない。

Xinaliq

めんどくさいので考えるのはやめにしよう。。。

ん?もしや今のが答えか!?

Xinaliq

次から次へとエンドレスで出されるお茶を飲み干し、

綺麗な景色を眺め、坂道を上ったり下ったり。

旅行者は僕一人。

Xinaliq

民家には二泊させてもらい、その日のうちにバクーへ。

グルジア行きのバスや電車が終わってしまった時間だったので、

一晩だけ涙を呑んでバクーで宿泊。


そして翌日、

グルジアの首都トビリシはネリ・ダリの家になんとか到着。

物価高から逃げるように移動に次ぐ移動で、

なんだか逆に中弛みが解消された気がする。

もう一年も前にこの旅を始めたけど、

当初のガツガツとした勢いを取り戻し始めたようだ。
スポンサーサイト

[edit]

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。