Hitch the world

-Just a documentary on my journey-

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夏の宴 

カーニバルの興奮冷めやらぬまま、パラグアイへとやってきた。

かねてから楽しみにしていたイグアス日系人移住地を訪問するためだ。

首都アスンシオンから国道を西へ。

バスはペルー、チリ、アルゼンチンと比べるとクオリティが下がり、

途中でお客を乗り降りさせるからなかなか進まない。

浅黒い肌のグアラニー族の人々が乗り込んできては降りてを繰り返す。

アジアに戻った感覚だ。

国道沿いでバスを降りて辺りを見回すと日本語の看板がちらほら。

Yguazu colonia Japonesa

雨上がりの赤土の上を歩いて”ペンション園田”さんへと向かう。

気温も摂氏30度を越え、白いサンダルが赤土で真っ赤に。

量感たっぷりの真っ白な入道雲が、真っ青な空に浮かんでいる。

こんなにコントラストの強い風景を見たのは久しぶりだ。

Yguazu colonia Japonesa

ペンションにはすでに10人近くの日本人旅行者がいて繁盛している。

旅人からTシャツ2枚もらっちゃった。

濃厚なバックグラウンドのある旅人たちと飲んで語って弾いて歌って、、、

朝になるまで宴は続いた。

Yguazu colonia Japonesa


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豊作 


イグアス市、といっても広大な大豆畑と少しの民家があるだけで、

日本の田舎の夏の農村風景といった雰囲気。

市街地というかこの絵画のような農村風景の中を散歩していると、

日系人の方が笑顔で「こんにちは」と挨拶の言葉をかけてきてくれる。

町の中心には朱色に塗られた大鳥居、公園、農協のスーパー。

Yguazu colonia Japonesa

その外側には広い間隔をあけて民家、さらに外側には雄大な大豆畑が広がる。

この大豆畑の一戸あたりの平均作付け面積は200ヘクタール。

日本ではせいぜい平均1ha強、北海道の農家でも最大で30haくらいなので、

日本では有り得ない広さの土地を所有していることになる。
   
*(1ha=10000平方メートル=1辺100メートルの正方形の広さ)。

Yguazu colonia Japonesa

不耕起栽培という新技術の開発による大豆の安定大量生産により、

イグアスはもとよりパラグアイは潤い出荷量は世界第4位まで登りつめた。

*(不耕起栽培=
  収穫が終わった畑を耕さずにそのまま種をまく方法。
  大雨によって大地の養分が流出してしまうのを防ぎ、
  労力の大幅な削減にもつながるこの栽培方法。
  現在ではパラグアイ全土に普及している。)

Yguazu colonia Japonesa

そのハードコアな精神に対して非日系人からの尊敬の念は大きい。

その広大な耕作地は50年前にはジャングルだったという事実も忘れてはならない。

Yguazu colonia Japonesa

町のはずれのお墓にいくと、その当事の苦労が話を聞くよりも良く分かる。

Yguazu colonia Japonesa

享年が彫ってあり、20代、30代で亡くなっている人はもとより、

0歳、3歳といった乳児期、幼年期に亡くなるケースも多かったようだ。

Yguazu colonia Japonesa

このイグアス移住地は戦後の1961年に移住が開始され、今年はちょうど50周年。

Yguazu colonia Japonesa

そして今年は今までで一番の豊作となる。

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進み続けろ 


ここはイグアス移住地は比較的新しいのでリアル開拓者の方も多く暮らし、

想像を絶する苦労話が聞ける。

Yguazu colonia Japonesa

しかし今となっては彼らは彼ら自身の手で掴んだ立派な生活環境がある。

Yguazu colonia Japonesa

居酒屋での、ある開拓者一世の方のお話。

「ここはほんとうに最高だよ!

毎日ボートで釣りして、夜は居酒屋で気の赴くまま飲んで歌えるんだから(笑!

昔は病気と闘いながらとにかく泥と汗まみれで原生林を切ってたんだ。

みんな夢があったからな。

あんたたちも幸せだ。世界中を旅できるなんて俺の若いころはなかったから。

あんたらは長い旅で慣れちゃって自分で気づいてないかもしれんが、

相当な経験積んでいるんだよ。

その辺の机で勉強だけしてたような社長さんなんかよりよっぽど立派だ。

このまま止まらないで進み続けるんだぞ!」

熱いぜ、ダンナ。。。

Yguazu colonia Japonesa

居酒屋での、あるおばちゃんの話。

「私たちは本土で今では薄れてきている”日本”っていうものを保ち続けているの!

努力してるのよ。

あんたたちみたいにダブダブのスカートみたいなのはいて、

髪の毛伸ばしっぱなしにしてるの見て、

みんなで”なんなのあれっ!?だらしない!!”って話してるのよ~。

バリカンもってきちゃろか!?」

ごめんなさい、おばちゃん。。。

Yguazu colonia Japonesa

長男以外の若者は日本に留学したり仕事したりしている人が大半だという。

この移住地の中学生や高校生を見ていると、

無駄にヘラヘラしてないし挨拶もきちっとすすんでできるし綺麗な日本語を話す。

髪の毛ももちろん綺麗に刈ってあるし、だらしない格好はしていない。

凛としているとはこういうことか。。。

Yguazu colonia Japonesa

スナックにカラオケがあるというので遊びに行くと、

ある施設で移住地の歴史と概況をレクチャーしてくれた先生がいらっしゃって、

高校三年生の生徒さんと飲んでいた。

ちなみにこの先生は4年前に移住してきた元芸人。

生徒から絶大な人気を誇る。

こっちでは18歳からお酒が飲めるので、

先生と生徒が現役で飲めるし普通に大人とお酒を交えて話ができるのだ。

どうりでみんなしっかりしてるわけだ。

まあ僕も中学から酒飲んで朝まで夜遊びは当たり前だったけど。。。

そしてその高校三年生の生徒さんも小学校で日本語の先生をしている。

先生が足りてないってこともあるけど、これがあたり前ってことが衝撃。

Yguazu colonia Japonesa

古き良き日本っていうよりか、パラレルワールドにあるもう一つの日本のようだ。

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ラーメンカラオケGSディスコ 


このイグアス移住地に来て一週間、やっと土日限定のラーメンが食える。

琥珀色のスープ、薫るダシ、移住地で採れたシンプルな具、おばちゃんの笑顔。

たまりません。

Yguazu colonia Japonesa

隣の席で女子中学生どうしが話をしていて、

普通に日本語で会話してたと思ったらいきなりスペイン語になったり。

Yguazu colonia Japonesa

日本に行ってもイグアス移住地の人は仕事で重宝されるらしい。

他の古い移住地に比べてもまだ日本語を綺麗に話せるし、スペイン語も話せる。

Yguazu colonia Japonesa

スナックで布施明のマイウェイを歌ってグッとみんなの心を掴んだのもつかの間、

前述の先生の車で今度はパラグアイ人の飲み屋に行くことに。

なぜか閉まっていたので、ガソリンスタンドに行くことに。

給油でもするのかなと思っていたら、

なぜかそのESSOのGSが現地人のクラブというかディスコになっていた。

昼間は普通だったのに。。。


サウンドシステムを積んだ車から爆音で南米POPSが打ち放たれる。

もう夜中の1時過ぎ。

100人以上は集っている。

アミーゴたちからエンドレス・ビアーを浴びせられ、踊りまくる!

やっぱり日系人とはノリがまったく違うけど、これはこれで楽しい!

アミーガがちょっと少ないのがネックだけど、しゃーない!!

ケーサツがショットガンを構えて監視する中、一時間くらいでギブアップ。

最後までいたかったけど、しょーがない。。。

赤土とビールでぐしゃぐしゃになりながら帰途に着いた。

Yguazu colonia Japonesa

ちなみに僕が帰った後、一箇所で始まったケンカが全体に伝播して、

GSは殴り合い大会に模様替えしたらしい。

やっぱり日ごろの鬱憤が溜まってんのかなー。。。

朝まで遠くから重低音が聞こえていた。


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夏休み 


毎晩飲みすぎて死にそう。。。

”ペンション園田”は超人気な合宿所みたいな感じ。

常に10人以上いて、ベッドに寝れずにその辺で転がっている人もいる。

数日に一度、管理人のアキさんの一声がかかり、焼肉パーティーが始まる。

プロの釣り師のテルさんを筆頭に、毎日毎晩酒盛り三昧。

旅の情報交換に始まり、

それぞれの仕事の話からスケベ話、音楽から映画の話まで話は尽きない。

テルさんの話は怪しくディープ。。。

アマゾンの奥地で巨大魚を専門で釣り、アマゾンを知り尽くしている。

釣りに興味がある人も無い人も、ぜひ彼のブログは見てほしい。

既成の釣りってのはサイズを競うのがメインだったけど、

テルさんは旅と釣りを融合させて新しいジャンルを人生をかけて開拓している。

熱いぜテルさん!!!!水面爆裂!!!BOMBA DA AGUA!!!


ペンションの隣の畑で小学校以来の芋掘りさせてもらった。

Yguazu colonia Japonesa

みんな完全に小学生だ。

Yguazu colonia Japonesa

この芋はマンディカといって、パラグアイ人の主食。

Yguazu colonia Japonesa

ほんのり甘みがあってうまし!


自転車で湖まで釣りに出かけたり、完全に小学生の夏休み状態。

Yguazu colonia Japonesa

広大な大豆畑の中、竹棹かついで赤土の一本道をすっとばす。

Yguazu colonia Japonesa

釣り場が分からなくて釣り自体できなかったけど、

せっかく釣り師とも出会えたし一匹釣ったらここを出ようかな。

Yguazu colonia Japonesa

でも毎日新しい旅人が入れ替わりで来るから、面白くて全然出る気になれない。。。

楽しすぎるわ~、イグアス。。。

Yguazu colonia Japonesa

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