Hitch the world

-Just a documentary on my journey-

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中東への道 

トルコからシリアへの国境越えは、楽だ。

ビザはアンタクヤの国境で取れるし、バスの助手が面倒見てくれる。

3日トランジットビザを8US$で取得した。

→(  2010年10月から国境でのビザ取得は困難な状況。 )

そのビザで実は問題なく一ヵ月滞在できると噂で聞いていたが、

スタンプには英語でしっかりと”3DAYS”の文字が。。。

システムが変わったらしく、イミグレーションオフィスに行って延長しなければ。

後述するが、これが果てしなく面倒くさい作業だった。


アレッポに到着し、僕はスプリング・フラワーという宿の屋上ドミトリーへ。

雑魚寝形式で、布団はけっこう汚いが約500円/一泊と格安だ。

今までのヨーロッパの旅とは違い、

ここシリアからはどうやら安宿ではケツは手で拭く式になり、

ホットシャワーがあまり出なくなり、水道水は土の味になるようだ。

Aleppo

タカヒロ君にはこの宿はちょっと汚すぎるようなので、

彼の宿探しを手伝ってから、二人で市内散策へ。

Aleppo

アレッポ、この町は実にしっくり来る。

街を埋め尽くす地面からにょきにょきと生えたような土色の建物、

道路にはある程度のゴミが散乱、舞い上がる砂煙、鳴り止まないクラクション、

鼻を刺すスパイスの香り、色鮮やかなネオン、スピーカーから流れるアザーン、

そして半端ではない古さの歴史的建造物。

Aleppo

パキスタンやバングラデシュに帰ってきたような、そんな錯覚に見舞われる。

南東トルコのディバクルに雰囲気が近い気がする。

人間臭い街だ。

Aleppo

スークと呼ばれる全長1kmに及ぶ屋内バザールでアレッポ石鹸を買い、

ネオ・ヒッタイト人の神殿として紀元前10世紀(!)に建てられたという、

巨大なアレッポ城を散策する。

シリア人からは、一緒に写真を撮って攻撃!

彼らはとても人懐こくて、純粋な人たちのように思える。

Aleppo

翌日、街を出るタカヒロ君と分かれてから僕は再び市内散策。

アレッポ城の周囲をぐるりと囲む、迷路のような旧市街を練り歩く。

あちこちから声がかかる。

Aleppo

宿に帰る頃には一銭も払わずに満腹状態。

シリア人のホスピタリティこそ、世界遺産に認定して欲しいくらいだ。

バングラデシュで過ごした日々が思い起こされる。

Aleppo

翌朝からは例のビザ延長作業。

イミグレーション・オフィスには人がわんさか。

お役所には珍しく仕事はテキパキとやっているようだが、なんせ客が多い。

1時間待ってやっとパスポートを受け取ってもらえる。

30分後、フランス語の記入用紙を渡される。

さらに30分後、ある銀行に行って16US$をシリアポンドに両替して、

レシートをもらって来いとのこと。


US$を持っていなかったので両替商をあたるも両替してくれない。

最終的にはホテル・シェラトンの目の前の隠れ両替屋で両替してもらえた。

場所はシェラトンの守衛に聞けば教えてもらえる。

ATMもあたったが、外貨を降ろせるところは見つけられなかった。

教えてもらった銀行にタクシーで行くも、3~4件たらい回しにされる。

最近、この延長システムが導入されたようで、銀行側もよく分かっていない。

最終的に一件目のコマーシャル・バンクのマネージャーに話をして、

ようやく16US$を受け取ってもらえた。

ガイドブックがあればどんなに時間を短縮できたか。。。

しかしこうなってはあとの祭りだ。。。


待たせていたタクシーがどっかに行ってしまったので、

金を払っていないが別のタクシーでイミグレ・オフィスへ。

そこで例の未払いのタクシードライバーが血相を変えて登場。

ここでシリア式の口喧嘩をおっ始める羽目になった。

英語のできる仲介人が出てきて、お互いの主張を聞く。

決して手を出してはいけない。

彼の主張は、”僕がなかなか戻ってこないので他の客を拾っていた、
 
         四時間分の代金払え” とのこと。

僕の主張は、”時間の約束はしていない、30分後に戻ったらタクシーが居なかった、

         三時間しか乗っていない” だ。

結局、仲介人の判断で600シリアポンド=1200円を払う羽目に。。。

まあ渋滞も含めて三時間もタクシーを乗り回していたから、

安いほうなのかもしれない。

このおっちゃんドライバーは英語を一言も解さないが、

周りの人に相談しながら目的地までちゃんと連れて行ってくれていたので、

別に問題なし。


営業時間終了ギリギリにやっと一ヵ月ビザをもらい、

次の目的地、東の砂漠へと急ぐ。

Aleppo

タクシーはなんだか気が引けるので街中でヒッチハイクし、

アレッポのガラージュ・ラムーセ・バスターミナルには日が沈む頃に到着。

バックパックを背負ったままの本日の大仕事も、やっとここで終了。

きれいな夕焼け空を見ながらの、安っぽいカプチーノが心に染みた。

Aleppo



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100杯のシャーイ 

アレッポを去り、ヒッチハイクとローカルバスによる砂漠への旅が始まった。

まず向かったのは東、Raqqa(ラッカ)という小さな町。

Raqqa

イラクへと流れ行くユーフラテス川に沿っていくつかの町と遺跡があり、

Rasafa(ラサファ)という遺跡への拠点となる町だ。

Raqqa

旅行者が珍しいらしく、道行く人々はほぼ例外なく僕をじっと見つめる。

Raqqa

砂埃を舞い上げ、旧式のトラックが轟音とともに往来する。

Raqqa

あちこちからサラームアレイクムの声とともに手招き、そしてチャイのお誘い。

この国ではチャイはシャーイと名前を変え、砂糖が濃厚になる。

Raqqa

カラカラに乾いた喉にベットリとまとわりつくシャーイ。

Raqqa

この日はアレッポのバスターミナルで声をかけた青年と一緒。

彼に晩飯とシャーイをご馳走になってしまい、宿探しも手伝ってもらってしまった。

Raqqa

翌朝、いつものように町中に大音響で鳴り響くアザーンで目が覚める。

Raqqa

Rasafa遺跡へは、Mansoula(マンスーラ)という隣町まで行き、

そこからタクシーかヒッチハイクになる。

Raqqa

青い空と太陽と黄色い砂の強烈なコントラストが、チベットを思い起こさせる。


ミニバンを拾ってMansoulaまで来たがRasafa行きの車がなかなか来ないので、

とりあえずタクシーで25kmを時速100kmで飛ばす。


Rasafa、ここは半分以上が砂に埋もれた古代都市遺跡だ。

Rasafa

風に削られ、もうほとんど原型を留めていない。

Rasafa

実はここまで来ておいてなんだが、遺跡にはもうあまり興味が無い。

Rasafa

真の目的は砂漠の民、ベドウィンに会うことだ。

Rasafa

遺跡の周りは小さな集落が点々とあるだけ。

Rasafa

ベドウィンのものらしきテントは見当たらない。

Rasafa

この辺の集落の人々は元はベドウィンのはずなのだが、

定住していてちょっと味気ない。

Rasafa

帰りはヒッチハイクでMansoulaまで。

トラックにはもうひとりの乗客がいて、彼に誘われて家にお邪魔することに。

Mansoulaの西隣、Haineda(ハイネダ)という小さな村落。

Haineda near Mansoula

彼は小学校で数学の先生をしているそうだ。

Haineda near Mansoula

テレビから流れるコーランを聞きながら夕食を頂く。

Haineda near Mansoula

日が暮れる頃には甘いシャーイを一口頂き、Raqqaへの家路を急いだ。

Raqqa


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奥地へ 

Raqqaを後にし、ユーフラテス川に沿ってさらに西南へ。

到着したのはDeir ez-Zur(デリゾール)という少し大きな街だ。

Deir ez-Zur

ここで若いムスリム女性に声をかけられた。

Deir ez-Zur

何か困ったことは無いですか?とカトコトの英語で。

Deir ez-Zur

その大きくて綺麗すぎる目を直視できない。

この国では女性でも子供でも、旅行者を見ると世話を焼きたくなるものらしい。

Deir ez-Zur

街自体にはユーフラテス川くらいしか興味を惹かれるものは無かったが、

ここからさらにイラク国境付近まで行くと、Dura Europosという遺跡がある。

車を降ろされたのは、またしても砂漠のド真ん中。

20分ほど砂漠を歩き、遠くに見えていた門が目の前に近づいてくる。

この遺跡もほぼ砂に削られて、風化が激しい。

Dura europos

ユーフラテス川とティグリス川の間には肥沃な三日月地帯というのがあるが、

ここに来るとそれがどれだけ肥沃かが良く分かる。

ユーフラテス川に沿う西辺の地は100mほど高く位置しており、

そこから西は何も無い砂漠で、東は緑が生い茂る生き生きとした土地なのだ。

この分岐点に位置しているのがこの遺跡。

ベドウィンらしき人影は、またしても見当たらず。

フランス人のツアー客のシリア人ガイドが、

遺跡の一部屋を指差し、こんなことを言っていた。

「Some stupid tourists use here as toilet, especially Japanese.」

証拠も示さず名指しで特定の国を批判したことに対して、

レイシストの疑いがあるので文句を言おうか迷いつつも、

別にどうでもいいことだしと、遺跡散策を引き続き楽しんだ。

Dura europos


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ベドウィンとの出会い 

Deir ez-Zurを離れ、観光地パルミラへ行こうか迷ったが、

本気ベドウィンにもまだ会っていないし、

適当に途中の村で車を降ろしてもらった。


村の名は、As-Sukhna(スクナ)。

宿が無かったが、ガソリンスタンドの好意で無料で寝かせてもらった。

As-Sukhna

ガソリンスタンドで地図を見ると、30kmほど北に遺跡がある。

As-Sukhna

Qasr al-Heir al-Sharqi(カサラ・ル・ヒール・アルシャルキ)という遺跡だ。

As-Sukhna

いかにもベドウィンなおじいさんが車で連れてってやると言う。

いくらかの金を渡し、砂漠の中をまっすぐに伸びた舗装路をすっ飛ばす。

遺跡に着くと、辺りを見回す。

Qasr al-Heir ai-Sharqi

羊がいる。

テントは遺跡の管理人のテントがある。

まあ、いいか。

ということで、無理やりここで目的達成とすることにした。

Qasr al-Heir ai-Sharqi

羊の群に向かって進むと、二人のベドウィンの少年が。

Qasr al-Heir ai-Sharqi

彼らとたわいも無い会話をしながら、遺跡をさくっと回る。

Qasr al-Heir ai-Sharqi

管理人のテントでは近所の羊飼いのおじさんがシャーイを飲んでいる。

Qasr al-Heir ai-Sharqi

仲間に入れてもらい、甘いシャーイを頂く。

Qasr al-Heir ai-Sharqi

乾いた喉に砂糖が張り付き、余計に喉が渇く。。。

Qasr al-Heir ai-Sharqi

黄昏時にテントを後にし、ガソリンスタンドへと戻った。

As-Sukhna

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何も無い村で 

As-Sukhnaは、まず外国人が立ち入らない村だ。

答えは単純、何も無いからである。

定住したベドウィンが住む、砂漠の中のただの村だ。

As-Sukhna

村を歩くと、100%の確立で住民が僕を家に招き入れる。

ここでもムスリムには珍しく若い女性もシャーイを飲めと声をかけ、

僕を家に招き入れる。

As-Sukhna

こんなことだから、ちっとも前に進めない。

5分歩くたびに15分休憩だ。

As-Sukhna

大人はさすがにムスリムだけあって常識があるが、

子供たちのテンションの上がり様はすさまじい。

As-Sukhna

でも、写真を撮るとちゃんとありがとうと言えるし、

棒でぶっ叩いてくることもない。

それで十分だ。

As-Sukhna

ここで不用意にも、村外れにベドウィンのテントを発見してしまった。

As-Sukhna

しかしテンションの高い子供がわんさかいて、収集がつかない。

ベドウィン・オヤジと話がしたかったが、これは無理だ。

As-Sukhna

とりあえず集合写真を撮ってあげて、見せて、そして逃げる。

As-Sukhna

そそくさと立ち去り、ガソリンスタンドへと向かうバイクをヒッチ。

As-Sukhna

ここでタクシードライバーが4km先のバス乗り場まで連れて行ってやると言う。

その額、200円。

彼らにとっては貴重な現金収入源だ。

しかしこのドライバー、

何を思ったかガソリンスタンドに止まったトラックに歩み寄り、

僕を80km先のパルミラまでタダで乗せてくれるよう交渉してくれたのだ。

いい人だ。

悪人とか善人というものは、金が絡んだときに初めて分かる気がする。

そして僕は、

神を一人選んで信じることになれば、アッラーを選ぶだろう。

イスラムには相当な恩恵を受けているので、そうしないと気まずいのだ。



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