Hitch the world

-Just a documentary on my journey-

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人畜鳥獣バクテリア糞ゴミ 



「まあ過ぎたことだし、お金くらいでよかったわよ。はい、飴あげる。」

「あ、どうも。。。」

・・・・

バラナシ

ネパールとインドの国境、スノウリはバス内での強盗が出るとは聞いていたが、

まさか自分が遭遇するとは思いもしなかった。

バラナシ

「おう!キサマもう一発喰らいたいのか!?」

カトマンズから一緒に行動しているオランダっ娘の手前もあり、

1発目くらいで降参するようなダサい真似はできないのだ。

3発目を喰らって、そろそろ危険物がヤツの懐から出てきそうな雰囲気になり、

時間も稼いだことだしと渋々2000円を渡すとすぐに奴らはバスから降りて、

スノウリへと戻って行った。

バラナシ

思わず、「え?本当に2000円でいいのか?バカか?」と聞き返しそうになった。

まったく、肝の小さい強盗だ。

極東の魔界村”茨城"をナメてもらっちゃ困るぜ。

バラナシ

そんなインドの先制攻撃を受けつつも、人に聖都と呼ばしめる街に到着した。

"バラナシ"

そして人、死体、遺灰、獣、植物、糞、垢、ゴミ、バクテリアetc,,,,,

人畜鳥獣、生きとし生けるもの全てを飲み込む巨大な流れ。

バラナシ

"ガンガー"

人々は”死”というものを包み隠すような真似はせず、

"生"に対しての等価物として扱い、あからさまにさらけ出す。

バラナシ

轟々と音を立てて燃え盛る炎の中で、

頭皮は収縮し、やがては真っ白な頭蓋骨が脳天から剥き出しになる。

足は在らぬ方向に湾曲して、どす黒い血が滴り落ちる。

落ち窪んだ眼窩からは湯気が上がっている。

バラナシ

かつて泣いたり笑ったり怒ったりしていた存在は白い灰と化し、

カイラス山から流れ出ると云われるこの河の流れに溶け、

再び生命の一部になるための壮大な旅を開始するのだ。

バラナシ

バラナシでは、

インドという存在を凝縮したような文字通り剥き出しの光景を、

ただひたすら何日も、じっと見て過ごしていたのだった。

バラナシ

今はブッダガヤにて、新規に立ち上げる小学校の先生をさせて頂いている。

一足先に授業は開始しているが、

明日の開校式に出席するため、準備に余念が無い。

バラナシ


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再びヒマラヤ 

ブッダガヤでのフリースクール開校式は、

ビハール州知事を招くために盛大にやるのはいいが、

金を使いすぎだと思ったのと、腹が減ったという理由で途中退場した。

Buddha-gaya

翌日、話を現地スタッフから聞くと、夜は仲間内だけでの酒代で6万円も使ったそうだ。

Buddha-gaya

子供たちの使っている鉛筆の長さは、1cmくらいしかないのに。

Buddha-gaya

そして、2日かけてダージリンへ移動したが、

オフシーズンのせいか、なんか普通、というかネパールとあまり印象が変わらない。

Buddha-gaya

よって、ここも1泊だけで退散したが、

遥か遠方にそびえるカンチェンジュンガは美しい。

Buddha-gaya

シッキムに入境しようと思っていたが、1~2週間程度で満足できる場所ではないと判断。

Buddha-gaya

じっくりトレッキングしつつ、僧院や聖湖を訪れるべき素晴らしい場所だ。

Buddha-gaya

よって、ここも寄らずに退散。

Buddha-gaya

バングラデシュへ向けて、少しずつ歩を進めている。

Buddha-gaya

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メガ・シティ 

人生2度目の訪問となるこの街は、

3年前に訪れた時とはがらりと雰囲気を変え、どっしりと待ち構えていた。

安宿街のサダルストリートからは、

2メートルまで高く積まれていた生ごみは姿を消し、

路上生活者の数は減り、

裸で発狂していた知恵遅れの子供は立派な服を着てアクセサリーまで身につけ、

お気に入りだったチャイ屋は店主も働き手も変わり、

以前は無かったショッピングビルが建ち、

当時は一人も履いておらず誰もが僕のクロックスをみて目を丸くしていたが、

今は当たり前のように皆が履いている。

どの店にもピカピカに磨かれた看板が掲げられている。

人もあまり纏わりつかなくなって、紳士的な人が増えている気がするが、

それは自分が当時あまりこういった環境に慣れていなかったからかもしれない。

Culcatta

「4000万人、下手したら5000万人だ。イエス、ミスタル。

 40年前からここに居るが、街の大きさは、"2倍"に膨れ上がったんだミスタル。
 
 いいか、"2倍"だ、ミスタル。。。"2倍"だ。。。ミスタル"2倍"だぞ。

 "2ミスタル"だ。。。分かるかジャパニ?
  
 ここはただのシティじゃない。"メガ・シティ"なんだぜ。。。

 ミスタル。なあ分かるかミスタル?ハロー!?ハロー!?チャイ飲む?」

ああ、やっぱりしつこい。。。

Culcatta

ここはカルカッタ。

Culcatta

ベンツに乗った億万長者からゴミの上で寝る子供まで、

全て飲み込み増殖を続けるモンスター都市だ。

とにかく、街中を歩き回る。

バングラデシュとの人の違いを感じる。

Culcatta

路上でチャイを飲んでいたら、

"もう飲み終わったのか?それならもう行ってくれ。他の客が来るから。"

陶器製の使い捨てのカップを地面に勢いよく叩きつけ、

あまり粉々には割れなかったカップの破片を見ながら、この街を出ることに決めた。

Culcatta

疲れたので、南インドのビーチを目指すとしよう。

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南へ 

カルカッタを後にし、

田園風景、椰子の群生を眺めながら、

インド最南端であるコモリン岬を過ぎ、コヴァーラム・ビーチまでやってきた。

カルカッタを出て最初の村であるプリーでは、とても妖しげな日本人たちに出くわす。

彼らの溜まり場である日本人専用宿は、宿泊したら最後、外出できなくなりそうだった。

South India

一泊二食&チャイ付き、計280円くらいらしく、インターネットもあるとか。

自分と同じ宿に泊まっていた日本人のおじさんとビールを飲みに、ここへは夜になると訪れていた。

そしてこのおじさんも、かなりのナイスガイだが、妖しすぎる。

昼間はモテるために海辺で日焼けし、夜は笛の音を村中に響き渡らせる。

人は彼のことを、”山の人(仮名)”と呼ぶ。

South India

そして、さらに妖しい猛者がその日本人宿にいた。

”笛の人(仮名)”だ。

見た目は渋いご隠居さんだが、夜になると、例の如き、笛を吹く。

若者の下品な会話の途中、句読点を打つように、

彼は、何故か妖しく悲しい笛の音を奏でるのだ。。。

South India

”山の人”に見送られながらそんな妖しいプリーに別れを告げ、

チェンナイ、マハーバリプラム、チダムバラムでそれぞれ一泊。

South India

マハーバリプラムでは、落ちそうで落ちない岩や、海岸に立つ寺院を見た。

South India

このチダムバラムには、”踊るシヴァ”を祀ったナタラージャという寺院がある。

この旅では多くの寺院や遺跡を訪れていたが、久しぶりの当たりだった。

広大な正方形の敷地の四辺にそれぞれ一基ずつ、明らかに狂ったデザインの巨大な門がある。

にやけて踊っているその辺のインド人のおっさんを、そのまま門にたくさん貼り付けた感じだ。

そのひとつをくぐると、大きな平べったい寺院があり、

その中はひんやりした空気が流れていた。

South India

夕刻にはプージャーと呼ばれるヒンドゥーの拝礼式が執り行われ、

たくさんの火を燃やし、白い布で体を包んだ僧たちがそれを囲んで座し、トランスしている。

サリーを着ちゃった欧米人も、虚ろな目をしてみたりして、同じく座している。

1000年の昔に建てられたこの寺院が、いまだに現役。

柱も屋根も手入れされ、朽ちていない。

この世界的には無名な寺院でさえこれだけの凄みを放っているのだから、

アンコール・ワットが現役の時代を想像すると、すさまじいことになる。

ここの凄まじいプージャーを見ていると、

なんだか神様とは的なことについて、いやでも考えさせられる。

South India

もし神様がいるとしたら、

きっと彼らは世に言うそれぞれの神様たちの形をした駒を持ったおっさんグループで、

地球を舞台に陣取りゲームをしているのだろう。

祈る声が多いほどMagic Pointが上がって、

核爆弾、異常気象、火山噴火などの魔法や、

無人偵察機+爆撃機能などのコンボ技を使うことができる。

最後に地球全部を100%埋め尽くしたほうが勝ち。

South India

イスラムは一日に何回もお祈りするデフォルトだから、

かなりMPがあがってきているが、大技をすぐには使わない作戦だ。

チベット仏教徒は常にオンマニペメフムを唱えているので、

潜在能力は他を遥かに凌駕する。

信じられないことだが、

彼らは朝から晩まで、会話以外の瞬間には常にこの言葉を反芻している。

South India

そして、おっさんグループはたまに”使者コマンド”を使って使者を送りこんで、

平和を唱える人とか、宗教を超えた結束を!とか言う人の暗殺とかの工作をする。

たまに、クリシュナとか、麻原とか、途中参加の新キャラが割り込んでくる。

グループ会員なら、オンラインで誰でもすぐに参加できるのだ。

無宗教派のおっさんも一時勢力を伸ばしたが、いまいち民に結束力がない。

South India

呆けたように、そんな根拠もなく、くだらないことを考えながら、

だらだらと炎天下の印度亜大陸を南下し、

いつの間にか最南端に到着していた。

South India

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北へ 

コヴァーラム・ビーチは、リタイアした老西洋人の巣窟と化していた。

Kovaram beach

泊まっていたゲストハウスのオーナーはジャマイカかぶれのサーファーだが、波が低く、

ただ彼は暇を持て余してふらふらと、灼熱の太陽が照りつける海岸を彷徨うばかり。

サーフ・シーズンではないのかもしれない。

サーフィンのメッカと聞いていたので、

凄いものを見れるかと思ったけど、ちょっと期待しすぎたみたいだ。。。

Kovaram beach

そして、

次の目的地、”バックウォーター”と呼ばれる水郷地帯へ足を向けることにした。

椰子とバナナの茂るジャングルを横目に、無数に入り組んだ天然の水路を船で行く。

Backwater

途中で水路に面した小さな小さな宿を発見し、船を止めてもらった。

辺りは青々とした水田、椰子とバナナ、少しの民家しかない。

Backwater

宿から村までは数Kmあり、移動手段は徒歩か、小船を自力で漕いでいく。

この一帯は、アレッピーという町の15Km程、南に位置しているようだ。

ここケーララ州は教育水準が高く、泥にまみれた農民が流暢な英語を話す。

彼らの人柄もほのぼのしてて、長距離移動の疲れを癒すには最適だ。

Backwater

ここで、イスラエルから来た老夫婦に出会う。

2日程、ともにゆっくりとした時間を過ごし、地図を広げて情報交換をした。

彼らによると、ここから北にある辺鄙な場所に、世界最大のチベット難民村があると言う。

次の目的地を、そこに決めた。

Backwater

コーチンを経由して、チベット難民村”バイラクッペ"へと歩を進めた。

コーチンは自分にとってあまり魅力的な場所ではなかった。

大航海時代の名残であるポルトガル風の白亜の建築物に、

真っ黒な南インド人が住む都市で、インドっぽくない。


例によって適当にその辺で仲間を見つけ、ビールを飲んで過ごしていた。

ブリストルから来た19歳のJoeyを筆頭に、イスラエルの女の子、

アイルランドの今にもバグパイプを吹き出しそうなおっさん2人、

痴呆症のカナダの未亡人、フランスの映画監督志望の学生、

日本人の女の子、自然に群がってくるインド人たち。

Cochin

この意味不明な組み合わせの仲間で、

ひたすらキングフィッシャーというインド産ビールを飲み明かした。


余談だが、Joeyによるとインド人の女の子はTime Bombだとのこと。

10代の頃は美しい顔をして、体型もスリムだが、

100%に近い確率で20代後半から劇的に太り、

おまけに眉間に男勝りな深い皺を刻むようになる。。。

確かに。。。

Cochin

バイラクッペは、マイソールという古都からバスで2時間の場所にあって、

入境許可証を取得しないといけないのだけど、これは2ヶ月前に申請しなければならない。

なので、申し訳ないが許可証なしで潜入だ。

Bairakuppe

ここには、ラサで見たセラ寺と全く同じものがある。

壁の曼荼羅も、新しいが同じデザインであり、配置も一緒だ。

南国の風景とチベットの組み合わせはチグハグだったが、

椰子とバナナの木の間に木霊する重低音の読経は、

本土と同じひんやりとした緊張感を漂わせていて、

チベットだと思った。

Bairakuppe


バイラクッペを後にし、ハンピへ。

ハンピはバックパッカーの聖地のような雰囲気を醸し出している。

渇いた黄土色の大地の上に無造作に、無数に位置する大きな奇岩群と、

それに溶け込むようにデザインされた遺跡群。

Hampi

バックパッカーの聖地といっても、

ただの貧乏な外人が沈没している、という意味。

ハンピは、不思議とまた来たいと思わせる村だ。


兎にも角にも沈没なんかしていられない。

自転車を借りて、

キィキィと間の抜けた音をたてつつ、

汗だくになりながら灼熱の太陽の下を何時間も走り続け、

夕刻にはトゥンガバトラー川に飛び込み、一日の汗を流した。

Hampi

そして早くも、

ヒッピーの聖地、ゴアに到着してしまった。

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